2024年08月09日 1833号
【生活のすべてを破壊するグローバル資本/一つの勝利をすべての勝利へ】
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万博・カジノやめ 被災地支援を いのち輝く*恃獅ェ いのちを奪う/夢洲カジノを止める大阪府民の会事務局長 山川よしやすさん
大阪万博が行われる夢洲(ゆめしま)で3月28日、メタンガス爆発事故が起きた。さらにその後、一酸化炭素、硫化水素などが検出された。そんな危険なところに「子ども百万人を無料招待していいのか」と問いたい。石川県や他の被災地で命と生活の危機があるにもかかわらず、「そこを放っておいて万博に金や人、物資を充てていいのか」と問いたい。
イスラエルは戦費がかさんで万博に自前のパビリオン(タイプA)は出せない、と言ってきた。しかし政府、万博協会は複数の国が展示を行うタイプCでの出展要請。許されることではない。
大軍拡路線や万博開催で儲けている企業がいる中、被災地の命が奪われ、ガザの子どもたちが殺されている。原発が進められている現状もある。万博・カジノを止める闘いは、グローバル資本から命を守ることにつながる。皆さんとより大きな運動にしていきたい。
能登半島地震被害の現状を知ってほしい/石川県白山市議山口俊哉さん
1月1日に発生した能登半島地震は半年が経過したが、状況は変わっていない。
半壊以上の被害は仮設住宅に入れるが、準半壊未満の被害では入れない。しかし、修理をする業者がいない、修理を頼んでも材料が入ってこない。そんな状況の中、今なお一万人近い方が、県内外のホテル等に2次避難している。その上被災者に、文書通知で「年末までに避難所から出ていけ」と促していることが、新聞報道で分かった。
国や県から義援金が手元に届いていない被災者がいる。行政改革の下、市町村合併や職員数削減の結果、人手不足に陥り、事務作業が滞っている現状だ。
内灘町には「万博を中止して能登半島復興にお金を、労働力、資材を」のスローガンを見かける。その通りだ。皆さんの力で万博を止めてほしい。私たちも地元で頑張っていく。志賀(しか)原発廃炉にも取り組んでいく。
維新市政の乱開発と改選勝利で闘う/大阪府茨木市議 山本よし子さん
万博とカジノに巨額の税金をかけ、福祉、医療、教育をつぶす大阪維新の会。維新首長と議員による、大企業の儲け優先、住民生活切り捨てが進んでいる。
茨木”維新”市政も乱開発の一方、介護、医療は後回し。来年1月中学校全員給食が無償でスタートする。市民の運動の力が生活を守る政策を実現させたものだ。
能登地震の被害調査に行った。案内してくれた内灘町議清水さんの「議員として何ができるかを考えた」との言葉が胸を打った。
来年1月茨木市議選での改選勝利に向け、みなさんの応援をお願いしたい。
フィリピンを戦場にしない米軍基地・外国軍の撤去を/マパラドカ(戦争と貧困に反対する親と子の市民連合)ポール・ガランさん
現大統領マルコス・ジュニアは米国とのEDCA(防衛協力強化協定)を強めています。2016年に5か所作られたEDCAによる施設は、23年9か所に。また、日本と事実上の相互防衛条約RAA(円滑化協定)などを締結し、軍事協力を強化しています。アジアを支配しようと米中が競争し、米国、日本、世界の資本主義同盟が戦争をあおる状況を作り出しています。
フィリピンが戦場にならないよう、多くの反戦平和団体が積極的に活動しています。アジア諸国の米軍基地と外国軍の撤去を求めましょう。国際連帯に万歳!
東南アジアの軍事化と闘う 民主主義の回復を 軍事政権と手を切れ/ビルマ民主活動家 ティンウィンさん
今日、ビルマ(ミャンマー)では、非合法な軍事政権が権力を掌握。国連調査によると人口の25%、約1290万人が食糧不足に直面している。2024年には1860万人の人道支援が必要と言われている。これはクーデター前の19倍で驚異的な増加だ。
私たちは、NUG(国民統一政府)を支援し、日本政府に対して、軍部と関係のある企業との関係を断ち民主主義が回復するまでビルマでの事業を停止するよう求めなければなならない。世界の平和と民主主義のために共に力を合わせよう。
司法反動を許さない 裁判長宛ハガキ一万枚「決断」上映会に協力を!/原発賠償京都訴訟原告団
京都訴訟の控訴審は5月22日に結審した。原発を止め、被ばくによる病気への医療保障を国に要求していくためにも裁判で国の責任を認めさせたい。そのためには世論の後押しが必要。判決をじっと待つのではなく、1万枚ハガキ大作戦で裁判長に声を届け、原発事故避難者について広く知ってもらうために映画『決断』の上映会を開催している。ぜひご協力を!
6・17判決を正したい 再度力を結集し闘う/福島原発かながわ訴訟原告団長村田弘さん
いま損害賠償訴訟以外にも東電刑事裁判、子ども脱被ばく裁判、避難者追い出し訴訟などが最高裁にかかっているが、ネックは「国に責任はない」とする2年前の6・17最高裁判決だ。以降、高裁・地裁ではコピー判決が続き、司法の劣化が顕著だ。そこでいろんな団体が集まって実行委を作り、6月17日に千人で最高裁を包囲した。あの建物ができて初めてのことだ。実行委を継続し、再度力を結集して局面を打開したい。
「89人逮捕」も11人無罪 戦争の時代にはしない/連帯労組関西生コン支部副委員長 武洋一さん
2018年から始まった関西生コン支部への弾圧は、京都の事件が9月に一審最終弁論です。これまで89人が逮捕され66人が起訴されましたが、すでに11人が無罪に。それはそうでしょう、会社の不当さを訴えるビラを配っただけで逮捕、就労証明書を求めたら強要と言われる。こんな話はおかしい。だけどこれがまかり通っている社会です。
労働組合の運動がすたれ、なくなれば、戦争の時代に直面するわけです。弾圧があろうと関生支部は闘いを続けるし、皆さんとともにこの社会を変えるために奮闘する決意です。
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