2024年08月09日 1833号

【世界の市民の力で 今戦争を止める時/2024ZENKO in大阪】

 今すぐ戦争とめよう! つくろう平和を! 国際連帯で≠テーマに掲げた2024ZENKOin大阪。1日目7月27日のメイン集会では、パレスチナ―ガザ即時停戦、東アジアを戦場にさせない、とパレスチナ、イラク、米国、台湾そして沖縄の最前線で闘う反戦平和勢力からアピールが発せられた。《関連記事2・3・6面》

ZENKOワンデイアクション/イスラエル協力企業 維新本部にも抗議

 ZENKOin大阪の前日26日、ワンデイアクションが計90人で取り組まれた。

 イスラエル企業とモーター共同開発を行うニデック社への抗議アピールをJR向日町駅前で行うことからスタート。三菱電機関西支店の当初要請書を受け取らない対応に、押し問答の末「受付に渡して」となった。三菱重工関西支社には、自ら掲げる「人権方針」と全く矛盾すると次期戦闘機共同開発からの撤退を求めた。IHI関西支社は前回、要請書も受け取らず警察に通報するなど敵対的だったが、今回は人数制限はあったものの受け取らせた。

 また、要請行動のチラシを手にした20代の会社員と会話が弾み、以降の行動や集会まで一緒に参加。若者も呼びかければ応えてくれたといううれしい出来事だ。

 今回初めて大阪維新の会に対して「万博・カジノ中止!」を要請した。だが、面会については「対面してのお話はできません。すべて平等にお断りしています。党の決まり」とのあきれた対応で、本部前で抗議。DSAアーメド・フセインさんも発言し、「夢洲(ゆめしま)での万博やカジノは海外でも大きな話題となっている。人工島の有毒ガスなど環境破壊は大問題だ」と鋭く指摘した。行動と並行して行われた予定地夢洲視察行動にも27人が参加し、万博協会への申し入れと現地近隣での抗議アクションを行った。

 夕刻は「ガザ攻撃・万博カジノ中止デモ」。韓国からのZENKO参加者も合流し、「虐殺を続けるイスラエルを万博に参加させるなど絶対に許せない」(関西ガザ緊急アクション)の訴えも受け、「国際連帯 世界を変えよう」「ジェノサイドに岸田は加担するな」「万博カジノやめて、被災地支援」とコールで翌日の24ZENKOもアピールし、関電前プロジェクトの金曜行動へと続いた。(ZENKO大阪・田中秋子)


つくろう平和!みんなでアクション

 初日の東京集会終了後、「殺すな誰も!つくろう平和!みんなでアクション」。インドネシア出身の若者が飛び入りスピーチするなど解放感あふれる空間となった。(7月27日 蒲田駅西口)


最低賃金を上げろ!解雇を許さない!

 ZENKOin大阪終了後、なかまユニオンが呼びかけた「アメ村若者デモ」。なんば・アメリカ村から御堂筋を「最低賃金を上げろ」と訴え元気にデモ行進した(7月28日 大阪市)。

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