2024年08月09日 1833号

【ミサイル打たせず、基地を使わせない全国世論を/照屋寛之さん(ミサイル配備から命を守るうるま市民の会)】

 沖縄では民主主義政治が行われていない。戦争に向かうのではないか。自衛隊の基地が次々と拡大している。うるま、与那国、石垣、宮古にもミサイルが配備される。戦争が起きるのは政治の失敗、外交の敗北の結果だ。自民党政治はすべてに失敗している。

 私たちは新聞報道でミサイル配備を知った。反対署名を集めるため戸別訪問をしたら、市民の8割が応じた。沖縄のことは沖縄県民が、うるま市のことはうるま市民が決める。地方自治の本質は自己決定だ。

 私たちは3度、住民説明を求めたが沖縄防衛局は応じなかった。ミサイルは中国本土を攻撃するもので、敵基地攻撃能力だ。日中平和友好条約があるのに、その相手にミサイルを向ける国がどこにあるのか。私たちに受け入れる義務はない。

 中国を抑え込みたい米国の意向がある。日本の防衛費を使って自衛隊に死んでくれということだ。こんな自民党政治は許さない。

 沖縄からミサイルを撃たせない。日本の基地を使わせない。米軍基地のため事件・事故が後を絶たない。沖縄だけの問題ではない。戦争は全国に拡大する。基地反対の全国の世論を盛り上げなくてはならない。

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