2024年08月30日 1835号
【普天間基地閉鎖・返還/少女暴行事件 隠ぺい糾弾/声上げ続けると2500人/沖縄・宜野湾】
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「欠陥機オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還」を求め「米兵の少女暴行と政府による事件隠ぺい」を糾弾する沖縄県民大集会が8月10日、宜野湾市で行われ、2500人もの人びとが集まった。参加者からは相次ぐ米軍による事件、性被害への怒りと、諦めずに声を上げ続けようと訴えるアピールが続いた。
主催は普天間基地爆音訴訟団、嘉手納基地爆音訴訟団、オール沖縄会議の3団体。普天間爆音訴訟団の新垣清涼団長は「私たちはならんことはならん、間違っているものは間違っているとはっきり声を上げ続けよう」、嘉手納爆音訴訟団の新川秀清団長は「未来の子どもたちのためにやるべきことは、沖縄から基地をなくすしかない」。稲嶺進オール沖縄共同代表は、相次ぐ米軍の性犯罪と情報隠ぺいに「まさに植民地と言わざるを得ない」と怒りを込める。
緑ヶ丘保育園の元保護者らでつくる団体「#コドソラ」の与那城千恵美さんは「安心安全であるはずの場所で危険にさらされるのは異常。この状況を子どもたちに引き継がないよう私たちの世代で終わらせよう」と訴えた。米兵による性暴力被害に遭ったオーストラリア出身のキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは「沖縄は被害がありすぎて戦争みたいだ」と憤る。
玉城デニー沖縄県知事も駆けつけ、「裁判で結論が出た。しかし、抗う手段を取り上げられたわけではない。私たちは全国、全世界に向かって沖縄の状況をしっかりと伝え、解決するために『諦めない』ことを強く主張していこう」と力強く訴えた。
アピールを採択し「飛ばすな!オスプレイ」「普天間飛行場閉鎖・返還!」「許すな!米兵の性暴力」「糾弾!政府の事件隠ぺい」のプラカードが掲げられた。
(ZENKO〈平和と民主主義をめざす全国交歓会〉共同代表・田中拓真)
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