2024年08月30日 1835号

【ヤマトだって怒りなさいよ/沖縄と一緒に歩きましょう/東京】

 県民大集会に呼応して都内で「沖縄は怒っているぞ/ヤマトだって怒りなさいよ」東京集会が開かれ、205人が参加した。

 「横田・基地被害をなくす会」の棣棠(ていとう)淨(きよし)さんが、自衛隊との連携促進に向け米軍横田基地の訓練基地・補給拠点としての機能が飛躍的に強化されつつある現状を報告。辺野古カヌーチームの加藤宣子(のりこ)さんは映像で「大浦湾くい打ちやめろ」監視活動の様子を伝えた。

 沖縄からは与那国島の小嶺博泉(ひろもと)さんと「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の安次嶺(あしみね)美代子さんがリモートで発言。

 小嶺さんは「自治を守ろうと『与那国・自立へのビジョン』を定め、島民一丸となって頑張ってきたが、あれよあれよという間にミサイル配備計画まで。『はじめに国ありき』ではなく『民、集(つど)いて国を為(な)す』=住民自治、人の生業(なりわい)が最初ではないのか」と問う。

 安次嶺さんは「今日までどれほどの女性・少女が被害に遭ったことか。根底には米兵たちに内在する占領意識がある。それを政策的に支えているのが日米地位協定だ」と告発した。

 集会後、デモに出発。沿道の市民に「知らないふりをするのはもうやめませんか。ぜひ一緒に歩きましょう」と呼びかけた。

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