2024年09月13日 1837号

【日本ロボット学会に要請行動 「ファナック&川崎重工のジェノサイド加担を許すな」】

 イスラエルのジェノサイドを一刻も早く止めようと、イスラエル協力企業への抗議・要請行動が続いている。

 関西ガザ緊急アクションは9月3日、日本ロボット学会の学術講演会場(大阪・梅田)で「ロボットの軍事利用に反対しよう」と声をあげた。30人近くの市民が参加した。

 今回の講演会は、イスラエルの軍需産業との取引を行う工業ロボットメーカー最大手「ファナック」がゴールデン・スポンサーに、イスラエル製攻撃ドローンの輸入代理店になろうとしている川崎重工がダイヤモンド・スポンサーになっている。要請行動では、ロボット学会の倫理綱領上問題ではないかと訴えた。「ロボット工学が軍事産業と表裏一体であることは周知の事実。学会としてガザで何が起きているか、直視してほしい」

 関西ガザ緊急アクションをはじめとする諸団体は、ロボット学会理事会に、ロボットの軍事利用を防ぐための議論を行うことなどの要請文を提出(8/26)。学会は回答する旨の姿勢を示しているが、この日までに回答はなかった。

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