2024年09月20日 1838号
【万博・カジノ中止 市民の主権行使で維新を倒す IR土地改良事業差し止めへ提訴/命を脅かすカジノを止める/大阪】
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9月9日、「夢洲(ゆめしま)カジノを止める大阪府民の会」会員でもある市民7人の原告が、IR土地改良事業差し止めを大阪地裁に提訴した。被告は横山英幸大阪市長と丸山順也大阪港湾局長。
訴えは、大阪IR株式会社の事業用地について、大阪市が土地改良工事の費用を負担し、その工事発注を適正に行わず、工事中は土地を無償で貸し付けているとして公金支出の差し止めを求めるもの。土地使用対価の不当利得返還と、賃料相当額(月約2億円)の損害賠償も併せて求めた。
これは、大阪IR用地の液状化対策工事をめぐる住民監査請求の結果(8/9合議不調)を踏まえたものだ。
自治実現の闘いだ
提訴の入廷行進には50人近くの市民が駆けつけた。
記者会見で、原告の山川よしやす府民の会事務局長は「カジノやIRは大阪にとって必要なのか。私たちの税金を投じて、大手を振って押し進めることなどあってはならない。裁判を通して、大阪市という自治のあり方を、しっかり問いたい」と思いを語る。
住民の思いを受けとめてほしい、と他の原告も続く。「夢洲の隣の此花消防署は海抜マイナス2bで、仮に万博が無事でも、隣は水浸し。大阪市は誰のために行政をし、私たちが汗水垂らした税金を使うのか。市民や府民の命を全く考えていない」(此花区民)「21万筆を超える住民投票条例請求署名を集めた大阪府民の思いを受けとめず、全く自治体の行政の体をなしていない」(天王寺区民)
マスコミは、事業者が契約解除権を放棄する方針で開業はほぼ確実と報道しているが、その前提条件となる土地の整備などは、なお矛盾、問題だらけだ。
府民の会はじめ多くの市民は、9月12日市役所包囲行動や29日「キケンな万博カジノをやめて被災者支援 いのちを守れ 御堂筋パレード」など、さらに万博・カジノを追いつめていく。
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