2024年09月27日 1839号
【なかまユニオン 神明会ラ・アケソニア分会 分会長の雇い止め撤回 組合つぶしやめろ 初めての地元デモ 大阪・箕面】
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医療法人神明会の老健施設ラ・アケソニアで、「上司に反抗するな」の就業規則案を撤回させ、不払い賃金裁判を闘うなかまユニオン ラ・アケソニア分会。
渋谷国彦分会長の65歳定年後の継続雇用を法人側が拒否、9月末の雇い止め通告がされたことに対して9月14日、なかまユニオンが「神明会は渋谷分会長の雇い止めを撤回しろ!」デモを呼びかけ、地元箕面(みのお)市に80人が集った。
集会で渋谷分会長は「雇用契約拒否の本当の理由は分会活動。サービス残業に裁判で闘い、反抗するなの就業規則を白紙撤回させ、攻撃を許さなかったからです」と排除の不当性を暴く。「去らなければならないのは、私ではなくパワハラ容認の理事長の考え。人手不足でまともな介護ができない。散歩に出かけ、ゆっくり入浴しゆっくり食事を楽しむことが困難に。私が職場に戻る(残る)必要性は必要な介護を提供するためです」と力強く訴えた。
参加した分会員も「渋谷さんがいないとできないことがたくさんある。頼りにして来ている利用者さんもたくさんいる。解雇にならないよう一緒に応援してほしい」と次々に発言した。
「ひとごとではない」「ともに闘う」と、連帯労組関西ゼネラル支部、北大阪ユニオン、大阪教育合同労組、なにわユニオン、天六ユニオン、尼崎武庫川園労組など多くのユニオンが激励。箕面市の中西とも子市議、浦川倫子市議や山本よし子茨木市議、山川よしやすZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)前代表も連帯挨拶を送った。
団体交渉に出てこい
参加者は「神明会は分会長の雇い止めを撤回せよ」「ラ・アケソニアは人手不足だぞ」「理事長は団体交渉に出てこい」とシュプレヒコールをあげ、神明会法人本部と、理事長が経営するクリニック前をデモ行進。法人本部では、窓を開けてデモの訴えに聞き入る職員の姿も見られた。
デモ後のまとめでは、渋谷分会長が「初めて地域の人たちに強いメッセージ、インパクトのある宣伝行動ができた。たくさんの方の連帯挨拶でやはり自分たちだけの問題じゃないということがよくわかった。みなさんとの横のつながりの中で介護現場を良くしていくために絶対に戻りたい」。なかまユニオン井手窪啓一委員長は「9月末で雇い止めが撤回されないということであれば、このようなデモをまたやります。ぜひご参集を」と締めくくった。
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