2025年02月07日 1857号

【山本よし子さん 再選ならず/市民の命とくらしを守る闘いは続く/大阪府茨木市議選】

 1月26日、大阪府茨木市議選で2期目をめざした山本よし子さんは、1761票で再選はならなかった。定数28に39人が立候補する激戦の中、力を尽くし4年前の1703票より得票58票増と健闘したが惜敗した。

 選挙戦最終日の1月25日、市民・支援者らを前にしたマイク納めでの山本さんの訴えに、さらなる闘いへの方向性は集約されている。

 「茨木の北、南で市民と対話してきました。市民のみなさんの移動の大事な手段である路線バスは、全市的な問題です。また、▽子どもが病気になった時に本当に困ったので市内に救急病院を作ってほしい▽どうして小学校の給食は無償にならないのですか▽地域で生活を続ける上で訪問介護は絶対に必要。介護してくれるヘルパーさんをもっと増やしてほしい−などの切実な声を聞いてきました。この4年間、議会で仕事を続けてこられたのは、市民のみなさんの支えがあったからです。みなさんの声をしっかり聞き、これを実現していくのが、大きな仕事だと思っています」

 悔しい開票結果に、山本さんは「市民、支援のみなさんのさまざまな活動に支えられて、ここまでやってくることができた。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。

 「憲法いかそう茨木市民の会」の小山潔事務局長は「議会構成が大きく変わる選挙結果だった。しかし4つの緊急要求に寄せられた市民の声は、さらに大きな運動としていけば、茨木市政を変える力になっていく。市民の闘いと運動を、さらに強めていきましょう」とまとめ、今後の闘いへの決意を表明した。

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