2025年02月28日 1860号【ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 新垣邦雄さん／内外の連帯で戦争準備止める】 |
| ノーモア沖縄戦の会は、軍事植民地からの解放、人権回復を訴えている。ミサイル・無人機戦争から県民の絶滅を免れるには、軍事拠点を無くし、米軍・自衛隊を追放するしかない。 米国は、沖縄を核戦略、海外出撃拠点としてきた。１９６２年キューバ危機時、読谷村（よみたんそん）のメースＢ核ミサイル基地に４発の誤発射命令があった。バイデン米前大統領は「拡大抑止（日本防衛への米国核の使用）」を表明し、石破首相は「核共有論」に言及。韓国保守政権下で「核保有・先制攻撃論」が報道されている。沖縄では「嘉手納、辺野古弾薬庫に再び核が持ち込まれるのではないか」と不安視する声が上がっている。 ノーモア沖縄戦の会は、「各地域バラバラでは日米の戦争準備を止められない」と、昨年愛媛、沖縄、広島、大分で「軍事強化に反対する集会」を開催。２月22日、鹿児島で「沖縄・西日本ネットワーク」を結成する。 政府に戦争準備の中止を求める「東京行動」を計画中だ。政治が流動化し、軍事同盟が揺らぐ今、アセアンを含め米、沖縄・日本、韓国、台湾、フィリピン、中国の市民が国際連帯を深め、軍縮・対話による戦争回避を目指さねばならない。  |