2025年02月28日 1860号

【反ファシズム勝利80周年 軍拡と分離主義に反対/台湾労働党 ツァン・ルーシンさん】

 12月韓国の尹錫悦の戒厳宣布に、台湾の与党民進党は支持を表明。極右らが掲げる「反中国」を許さず連帯しなければならない。

 台湾は、アメリカ帝国主義が中国を包囲する戦略の最前線に位置している。

 政権を執(と)る頼清徳(ライチントー)は、国防力強化と戦争準備を進めている。2024年9月、「力によってのみ平和を確保でき、協定によって平和を得ることはできない」と述べ、40万人以上の「民力」を訓練すると発表。高校生まで戦争や関連業務に従事させる狙いに保護者の強い抗議を引き起こした。 

 基本的に、台湾分離主義の現在の中国対抗路線は、完全に米国によって決定され、自主性はない。台湾の反戦平和勢力の最も重要な目標は、米帝とその台湾内部の実行者である分離主義勢力に反対することだ。

 今年は全世界反ファシズム闘争勝利80周年で、台湾が日本の植民地支配から脱却し中国に復帰してから80周年でもある。私たち労働党は、一連の記念行事を開催する計画だ。侵略戦争の雰囲気が蔓延(まんえん)している今こそ、私たちは全世界反ファシズム闘争勝利80周年の意味を再認識し、反帝国主義・反戦闘争の国際連帯を強化しなければならない。

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