2025年03月14日 1862号

【各地でMDS集会/阪神集会/阪南集会】

阪神集会/問題解決はグローバル資本の規制

 3月2日、阪神集会は西宮市内で開催された。

 基調講演のあと、2月19日のイスラエルに軍事協力するな東京行動参加者の報告があり、3月12日、神戸の川崎重工への行動も呼びかけられた。小規模介護事業所を守る取り組みや、西宮市の財政構造改善実施計画反対の報告とともに3月4日市役所前アクションへの参加を訴える発言も。

 2つのグループに別れ、感想交流、討議が行われた。「講演で“軍事費を福祉に回せ”がはっきりした」「ウクライナ戦争の即時停戦が重要」「会社都合なのに自己都合退職を求められている事例がある」「若い人と年配者など世代間の底辺同士で争っているが、敵は富裕層」「『日本を守ることは当たり前』という意見に対して物申している」「国のエネルギー計画が閣議で決定され、放射能汚染土の拡散が議論のないまま進んでいる」など様々な問題への意見が出、話し合われた。

 別のグループでは、米高騰に絡めて日本の米問題をレポートしてきた参加者の声、「能登震災への政府の対応がガザに重なる」など、論議・交流となった。

 問題の解決と展望は、グローバル資本主義の規制と民主主義的社会主義であるとの理解が一層深まった。(MDS阪神 一条ひかる)


ひとり一人の平和への思いが交流できた!/阪南集会

 集会の開催日は、3月1日ビキニデー。集会第二部では、核兵器廃絶を求める運動の出発点となったこの日に、あらためて自分と平和運動≠フ関わりについて交流しあいました。

 元小学校教員のメンバーは「私が結婚した3月1日。朝鮮独立運動の日でもある。自分は広島の出身で、身近に被爆された方もいて、平和運動に。また最も弱い立場におかれている『障害』児教育にも携わってきた。いま大阪狭山市の子ども園・幼稚園の統廃合に反対し、小芝市議とともに、地元の幼稚園を存続させる署名を広げている」。権利を侵され、被害を受ける当事者の人びとに向きあう取り組みも報告しました。

 他のメンバーからも「自らの職場で平和運動を広げたいと思った。戦争体験者や和歌山の原発誘致に反対する漁師さんのお話をうかがってきた。原発が生活の場である海をどれだけ壊すのか。自分の生活を守ることと平和はつながっている」と思いが語られました。

 普段はあまり聞くことが少ないお互いの思いが参加者どうしで交流でき、元気が出る集会でした。

(MDS阪南 五十子幸光)

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