2025年03月14日 1862号

【戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク結成集会に500人/全国とつながり祝園弾薬庫増強阻止に展望/鹿児島市で開催】

 2月22日、日本全国で自衛隊基地や軍事演習の強化が進む中、これに反対する運動がバラバラでは勝てないと呼びかけられた「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」結成集会(鹿児島市)。会場300名とオンライン200名含め計500名で行われた集会に、京都府の祝園(ほうその)弾薬庫増強に反対している「沖縄平和連帯京都南部の会」から3名で参加しました。

 沖縄・西日本で進む異常な軍事化を紹介するスライドの後、地元鹿児島から報告がありました。

 ▽馬毛島―1兆円を超える予算の総額が示されない異常な状況下で、月給100万円の工事関係の求人がハローワークに出るなど、住民生活に混乱がもたらされている▽奄美大島―「生地(せいち)訓練」と称して住民の生活の場での戦闘訓練が常態化し、これが他の島にも拡大している▽さつま町―弾薬庫建設候補地とされたが、住民に知らせずに町や地元商工会が防衛省への施設誘致で暴走。不安を訴える住民に対して町長が「(有事の際の)住民保護は自治体首長の責任ではない」と開き直るひどい実態、など。

 その後、会場全体で結成宣言を採択し、「沖縄・西日本ネットワーク」の結成が確認されました。ネットワークは6月に東京行動を行い、全国の基地強化反対運動とつながることをめざしていく予定です。

 集会に参加して、各地で反対運動を担っている人たちがとても元気にあふれ、お互いに強い信頼関係を築き始めていることに感銘を受けました。祝園弾薬庫増強阻止の闘いも、このつながりの中で前進していくことができると感じました。

(沖縄平和連帯京都南部の会・中村知)



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