2025年03月14日 1862号
【東電刑事裁判 記者会見/最高裁は公正な審理を】
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福島原発刑事訴訟支援団は3月3日、第12回最高裁要請を行い、6・17不当判決に携わった草野耕一判事の東電刑事裁判への審理回避を求める署名を提出した。累計は1万4781筆。
同裁判が係属する最高裁第2小法廷の草野判事は3月21日に退官するため、署名は終了となる。後任は法律事務所の所長も務める法政大学大学院教授の高須順一弁護士に決まっている。
同日、支援団は記者会見を開き、後任の高須判事のもとで公正な判断が行われるよう求めた。海渡雄一弁護士は「東電株主代表訴訟では東電刑事裁判で明らかにした証拠を使って東電の過失責任を認め、13兆円の賠償を旧経営陣に命じた。刑事裁判でも政財界と癒着のない判事によって公正中立な審理を行ってほしい」と改めて訴えた。
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