2025年03月28日 1864号

【14年目の3・11/原発回帰許すな!】

東海第二・柏崎刈羽再稼働NO

 福島原発事故から14年の3月11日都内では、東京電力旧経営陣の「無罪」を確定させた最高裁をはじめ、原発回帰を強行する経済産業省、東海第二原発再稼働をめざす日本原電本店、柏崎刈羽原発再稼働をめざす東電本店に対する抗議アクションが終日展開された。

 東電前でマイクをとった「たんぽぽ舎」の山崎久隆さんは「日本海は能登半島地震でも明らかな通り地震活動が活発化している。地震の巣の真上で原発を動かそうという感覚は全く理解できない。次に福島第一原発級の事故が起きるのは柏崎刈羽だ」と警告した。


3.11関電前行動 原発事故から14年 原爆投下から80年、ヒバク もう御免だ

 今年も関西電力本店前で「3・11を忘れてはならない!!」行動を行いました。

 昨年9月5日、関西電力森望社長は「本年度末までに実効性のある新たな『使用済み核燃料を福井県外に搬出する』工程表を提示できない場合には、原発3基(美浜3号機、高浜1・2号機)の運転は実施しないという不退転の覚悟で臨みます」と発言しました。が、これは27回も延期された再処理工場完成が大前提で全く実効性がありません。

 今年は原爆投下から80年。「ヒバク もう御免だ!!」も大きく訴える時です。

 以上の内容を趣旨とし、関西電力総務課の担当者に「3・11から14年、関西電力は今度こそ福井県民との約束を守り、老朽原発を停止してください」という要請書を受け取らせましたが、受け取るだけの対応でした。

 しかし、メンバーの一人が「80年前の3月10日、東京大空襲で10万人もの犠牲が出た。無謀な戦争政策の下、無差別爆撃にバケツリレーで消火しようとした。現代の原発政策も、次世代原発は事故が起きても大丈夫だとか、屋内退避で対処できるだとか、同じ無謀な過ちを犯そうとしている」と、さとすように語り聞かせることができました。

 震災の14時46分には黙祷。オリジナルの歌やコール、今までの反原発の活動で繋がった原発立地等の人びとからのメッセージや参加の約20名のアピール、久しぶりのダイインをし、今年の3・11を訴えることができました。(ZENKO関電前プロジェクト・安井賢二)



MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS