2025年03月28日 1864号

【ユニオンが2025非正規春闘デモ/若者の飛び入り参加も/大阪】

 3月8日、関西非正規春闘実行委員会とコミュニティユニオン関西ネットワークの呼びかけで若者の集うなんば・アメリカ村から御堂筋まで「何とかしろ物価高!今すぐ賃金上げろ!春闘デモ」が行われた。

 連帯ユニオンの大橋直人さんが主催者を代表してあいさつ。「以前、米が5kg1600円だったのが、今や3倍の5000円を超える。中小企業、非正規では『春闘、だれの話?』のようなところもあると思うが、会社も賃上げしなければ人が集まらない状況。保育園で要求書出しただけで交渉なしに時給を150円上げる回答も来ている。非正規だから、パートだから、アルバイトだからは関係ない。ぜひこの春闘で要求を出し賃上げを勝ち取ってこう」

 参加各ユニオンの発言が続く。なかまユニオン井手窪啓一委員長は、名ばかり正社員状態の大阪メトロオンデマンドバスの職員待遇改善の取り組みや、介護施設の定年後再雇用職員の賃上げ宣伝行動を非正規春闘統一行動として紹介した。

 約40人が南区堀江公園から出発しデモ行進。クイーンの『ウィ・ウィル・ロック・ユー』のリズムに合わせて「♪最低賃金/上げろ!」「♪今すぐ時給を/上げろ!」。沿道の外食チェーンやコンビニ各店舗前では「○○で働くアルバイトの時給を上げろ」とコールをぶつける。パンクバンドのボーカルでもあるコーラーのリズミカルなリードは大好評で、沿道の人びとも「デモや!」と注目した。

 飛び入りの若者3人も終了まで参加し、ともに元気にコール。「革命はテレビに映らないところで起こるので、今日は革命だと思います」と感想を述べた。

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