2025年04月04日 1865号
【あるがさんとともに市政を変える/東京・日野市長選へ 240人集う/市民が主役 対話でまちづくり/保坂・世田谷区長が激励】
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市政の主人公は誰か。その答えを鮮やかに示す集会となった。
3月22日、東京・日野市で開かれた「あるが精一さんとともに市政を変えるつどい」。日野市長選(4月6日告示、13日投開票)の予定候補あるが前市議を応援する市民多数が壇上に並び、1人2分の「市民が主役―わいわいスピーチ」をリレー形式で繰り広げた。
「元副市長の不正問題はまだ解決していない」「地域での子どもの行き場を守りたい」「すべての学校に専任の図書館司書配置を」「日野市障害者差別解消推進条例を絵に描いた餅にしないで」「安心安全な公共交通は人権問題」「生ごみを減らそう」「平和資料館を市民の手で」「巨大データセンターから環境を守りたい」「公契約条例を拡充し、すべての働く人の時給を1500円以上に」…
毎週の「わいわいミーティング」などを通じて練り上げてきた「市民(あなた)とともに対話でつくる・あるがビジョン」を、あるがさんが発表する。「2つの全力“推し”」「3つの立て直し・転換」(前号7面コラム参照)に加え、教育・子育て政策や高齢者政策など「希望の重点政策10」を詳しく説明。「市長選に向けアップデート、ブラッシュアップしていく。対話でまちづくり、今度こそ。頑張りたい」と決意を述べた。
立憲民主党の有田芳生(よしふ)・衆院議員がメッセージを寄せ、共産党の清水とし子・都議、社民党の伊地智(いぢち)恭子・多摩市議、新社会党の嶋崎英治・前三鷹市議が連帯あいさつ。激励に駆けつけた保坂展人・世田谷区長は「市民自治を語る」と題してあるがさんと対談した。
「下北沢の再開発に学びたい」と言うあるがさんに保坂区長は「10年間で200回ワークショップを重ね、全国チェーンの店が1軒もない駅前、改札口から2分のところにバッタやチョウが飛ぶ原っぱが出来た。住民参加は話し合うだけではだめ。言った意見が実現する、言ったことが力になって計画が変わる―それでみんな熱心になる」。
つどいには240人が参加。主催した「わいわい 対話でつくるまち・日野」共同代表の上地悦子さん、窪田之喜(ゆきよし)さんは「1000か所を目標に『私の一択』アピールボードを掲げ、1人2人5人での『ちょこっと街宣』を」「次は全力で走り切った満足感と誇りを持ち寄って祝賀会に集まろう」と呼びかけた。

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