2025年04月04日 1865号

【市民による市民のための山下ふ頭を/横浜市開港記念会館で集い/未来のまちづくりを自分たちの手で】

 4年前、市民の力でカジノを止めた横浜で、前市長時代の「山下ふ頭再開発基本計画」とそっくりの事業計画が策定されようとしている。カジノの反省なく再開発を進める横浜市に対し「市民代表が入る事業計画検討委員会」の設置を求めて3月17日、開港記念会館で集いが開かれた。

 市民による市民のための山下ふ頭を求める会(準備会)の藤川祥子さんが、開会あいさつを兼ねて経過報告。「昨年末、山中市長に提出された答申を見て、私たち市民が求める未来ができるのか、不安を感じた。市民の声を反映させるために、各分野・地域で活動している方がたが50年後100年後のまちづくりを自分たちの共通の課題として協働し、広範な市民による運動に発展させたい」

 呼びかけに応え、集いでは次の8つの市民団体が発言した。「横浜にLRTを走らせる会」「HamaBridge 濱橋会」「女性会議横浜ブロック」「ヨコハマ市民自治を考える会」「寿越冬医療班・横浜の再開発による環境問題を考える会」「瀬谷環境ネット」「横浜の公共交通活性化をめざす会」「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」

 駆けつけた荻原隆宏・横浜市会議員は「山下ふ頭は民主主義の聖地。カジノを止めた市民の力がなかったかのようにされてはならない」と訴え。再開発検討委員会の委員を務める幸田雅治・神奈川大学教授、緑区霧が丘連合自治会会長の塚田順一さんが応援メッセージを寄せた。

オンライン署名はこちらから


MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS