2025年04月18日 1867号
【議会を変える/最大規模のミサイル弾薬庫が京都に!/敵基地攻撃ミサイルいりません!/京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク 副代表 神田たかひろ】
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関西文化学術研究都市の中心部に祝園(ほうその)弾薬庫があります。爆発等の影響があるといわれる10km圏内には大阪府枚方(ひらかた)市や奈良市の中心部が含まれます。
祝園弾薬庫に増設計画
その祝園弾薬庫に14棟の弾薬庫増設計画があります。敵基地攻撃能力(長射程ミサイル)や補給を切らさない継戦能力保有のため、全国で弾薬庫増設計画130棟の内の1割以上にも該当します。また、陸上自衛隊だけでなく海上自衛隊の弾薬(舞鶴等の巡航ミサイル「トマホーク」)も保管しようとしています。
2024度予算での弾薬庫新設は、全国14か所に222億円で祝園弾薬庫には8棟増設(造成)に102億円でした。8棟増設と公表されていましたが、昨年末、新たに6棟追加と発表されました。
敵基地攻撃ミサイル保管!?
2025年度予算では、弾薬庫新設予算が全国で336億円のうち、祝園弾薬庫が197億円でその6割近くに上ります。戦時下で一番に攻撃されるのは、補給基地としての弾薬庫です。これまで事故がなかったからといって、山火事や地震で爆発したらどうなるのでしょうか?
防衛省には工事説明会だけでなく、祝園弾薬庫の増強整備内容や安全対策等についての住民説明会を求めています。
祝園弾薬庫増設に使われる300億円の予算は、地元精華町の年間予算の2倍です。町は住民説明会の開催を求めるべきです。
来る5月精華町議会議員選挙では祝園弾薬庫問題を市民全体に訴え、町の重点課題にすると共に精華町議会に一石を投じたいです。 膨らむ国の防衛費。それが祝園弾薬庫増設に使われようとしています。若者、結婚、子育て、高齢者福祉に使われるべきです! 皆さんと共に考えます。
(京都府精華町在住)
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