2025年04月18日 1867号

【爆発危険 万博中止/府民の会が請願と行動】

 4月2日、万博開幕(4/13)を控え、夢洲カジノを止める大阪府民の会は、会場の夢洲(ゆめしま)では爆発事故発生で命を危険にさらす危険があり、大阪市は万博協会への土地の貸借契約を解除=中止しなければならないと求める請願を緊急に行った。

 先立つ市役所内の記者会見で、会事務局メンバーらが「夢洲1区では有毒ガスが出続け、昨年3月の爆発事故の原因となったメタンガスの量はどんどん増え続けている」「根本的な対策をしないどころか、火気厳禁≠ニ禁止していた火器使用を認めている」「危険な土地を万博協会に貸す契約は生存権を侵害する憲法違反だ」と次々に訴えた。

 山川よしやす会事務局長が、契約責任者である横山英幸市長に契約解除を求める直接面談での請願を申し入れたが、市長は拒否。秘書課に請願書を提出した。

爆発濃度のメタン検出

 4月6日には、テストラン中に3月爆発事故があった近辺で爆発濃度のメタンガスを検知し、来場者の通報に消防署が出動。一歩間違えば大惨事という事態まで起きた。命を危険にさらす開催強行は許されない。

 府民の会は8日、大阪市役所前で市民80人が大宣伝行動。「夢洲あぶない、爆発危険、万博中止、子どもを動員するな」と庁舎に声をぶつけた。海外メディア(ドイツ公共放送)も取材に訪れ、注目する。13日開幕当日朝も行動する。



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