2025年04月25日 1868号
【ほうそのネット副代表として立候補決意/神田たかひろさんが記者会見/5月京都府精華町議選でミサイル弾薬庫問題を焦点に】
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4月7日、京都府精華町の学研都市記者クラブでの会見には5社が出席。京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(ほうそのネット)副代表の神田たかひろさんが、5月6日告示・11日投開票の町議会選挙に立候補する決意を語り、各社の質問に答えた。
「当初8棟の弾薬庫増設と言われていたのが、昨年12月には6棟増えて14棟。これは新しく作られる弾薬庫では日本一の規模になり、大きな危機感がある。2022年の安保三文書で敵基地攻撃能力を持つことになり、その延長線上にミサイル弾薬庫増設がある。ほうそのネット副代表として立候補し、町議選でミサイル弾薬庫問題を焦点化したい」
―弾薬庫問題についてめざすところは何か
「何を保管するのかという整備内容を『防衛能力が明らかになる』と言って防衛省は公表しないため、住民説明会を求めている。ほうそのネットは、これまでの弾薬庫でない新しい増設、長射程ミサイルはいらないと訴えている」
―弾薬庫問題への町の対応はどう思うか
「防衛省に20項目以上の質問を送付し、回答を町ホームページに公開しているところは評価できるが、文字も小さく読みづらい。町広報にも全部とは言わないがエッセンスを抽出して載せるべきだ」
ほうそのネット精華の会代表世話人が付け加える。「4月5日締め切りで町議会議員にミサイル弾薬庫問題についてアンケートを公表予定として送ったが、現時点で回答は2人だけ(最終7人が回答)。町長にもこの問題で面談を求めているが、まだ応じてもらえていない。取り組む議員が増えてほしい」
―ミサイル弾薬庫問題以外に訴えたいことは
「精華町には課題がたくさんあると思うが、ミサイル弾薬庫問題は防衛費の増額という予算配分の問題にも関わっている。軍備でなく福祉に使えと訴えたい。若者が『給料が安く結婚できない。子どもが持てない』と言っていることに心を痛めている」
―どのように選挙戦をすすめるか
「ほうそのネットの有志に応援してもらっている。私の住んでいる新興住宅地(光台・精華台)などは弾薬庫に近いが投票率が低い。近くの住民に関心を持ってもらい、また、支援を広げたい」
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