2025年04月25日 1868号

【万博危ない!中止でええやんかと現地行動/イスラエルの参加にも抗議】

 万博開幕初日4月13日朝、小雨降る中、会場夢洲(ゆめしま)現地で、「夢洲カジノを止める大阪府民の会」と「関西ガザ緊急アクション」が呼びかけた抗議行動には32人が参加し抗議の声をあげた。

 夢舞大橋から団体バスが降りてくる地点にバナーやのぼり旗を立て、山川よしやす府民の会事務局長がマイクで第一声を発する。「万博は大きく3つの問題がある。夢洲は危険、命の問題。巨額の税金が使われゼネコンや大企業だけがぼろ儲けする構造の問題。民主主義がゆがめられ、私たち主権者の声が届かない」

 全員で「万博危ない! 万博中止でええやんか〜」とコールし、それぞれの怒りのアピールが続く。

 ガザ緊急アクションの役重善洋さんは「虐殺を続けるイスラエルの万博参加は許せるはずがない。しかも、占領地エルサレムの『遺跡の石』展示など国際条約にも違反する」と憤る。

 万博遠足行かせるなと取り組み、市として遠足としては行わない決定を作り出した府民の会・吹田メンバーは、バスに向け「6日にも爆発危険濃度のメタンガス検知。危ないですよ〜」と訴える。バスの中から手を振り返し応える人も。

 1時間ほどのスタンディングの後、夢洲行きバス発着所のJR桜島駅に移動し、宣伝とチラシ配布にも取り組んだ。開幕後も、万博中止や遠足中止を呼びかける行動は多様に取り組まれる。





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