2025年06月13日 1874号

【戦争でなく市民の平和外交をともに/ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会 共同代表 神谷美由希さん/広島】

 5月29日、広島集会が「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」共同代表の神谷美由希さんをゲストに開催され、オンラインを含め72名が参加した。神谷さんは「私の環境活動、選挙、平和外交の活動でみえてきたもの」と題して報告した。

 ―2018年頃から県知事選挙、辺野古新基地建設の是非を問う県民投票、地球温暖化防止活動などに取り組んできた。現在は「台湾有事」の問題が自分たち自身の命の問題だと思い、台湾や中国(大陸)の研究者を招いた対話プロジェクトや沖縄平和訪中団への参加など市民による平和外交に取り組んでいる。

 中国大陸の人は「台湾有事」を起こそうとは考えていないにもかかわらず、日本人の得る情報は西側に偏っている。戦争したい人たちは相手を悪魔化するが、私たちはその手に乗ってはいけない。「対話」が重要で、お互いにとって良い案を見つけ、提案していくことが大事だ。昨年、台湾海峡の対立をどうしたら乗り越えられるか米国、台湾、中国、日本の学生たちのディスカッション「ストレイト・トーク東京」を開催したが、次は、戦争の現実を実感できる沖縄で開催しようと準備している。

 その後、「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」6月東京行動の呼びかけや、パレスチナ連帯行動として、三菱重工に対する抗議・要請報告、パレスチナ国家承認のネット署名、スタンディングへの協力要請もあった。

(ZENKO広島・奥原弘美)

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