デモでノー有事法制をアピール
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「STOP!有事法制5・23大集会」(主催・同実行委員会)が五月二十三日、都内で開催され、約三万人が参加した。
はじめのあいさつで、航空労組連絡会議長の内田妙子さんは「アジア諸国を侵略した戦争の過ちに対し、国民は二度と戦争をしない道を選択した。その憲法は変わっていない。イラク戦争反対の運動は全国で渦まいた。国民運動と世論で国会を包囲しよう」と訴えた。
集会を呼びかけた市民団体の代表らも決意を表明。「法案が成立すると、アジアに対する脅威が大きくなる。韓国の国会議員から、アジア諸国は戦争の再現と安保関係の緊張を憂慮するとの手紙が届いた」(平和を実現するキリスト者ネット)「イラク攻撃は終わったかのように語られているが、人々の傷は癒えない。劣化ウラン弾やクラスター爆弾の影響を見ていかねばならない。自分の命が他人の命と全く関係ないとする文化を変えよう」(非戦NGOネット)などの発言が続いた。
未来に向けて闘おう
イラク反戦で毎日、アメリカ大使館前の抗議に駆けつけたという女子中学生も「子どもたちを殺さないでと、学校で二度ビラをまいた。人を殺させることが国民を守ることでしょうか。これ以上、夢を壊される子どもをつくらないでほしい。世界の子どもが手をつなぎ、声を上げていけば、世界を変えていけます。世界の子どもの平和な未来に向け闘うことを訴えます」と一気にアピールした。