2004年01月16日発行号外

【自衛隊サマワ出兵に抗議する イラク民衆を殺すな】


案内

【イラク国際戦犯民衆法廷(ICTI)】
―イラク現地から証言者―
◎2・1大阪公聴会
10時30分〜 中央公会堂大ホール
(地下鉄御堂筋線「淀屋橋」)
◎3・14東京公聴会
10時30分〜 abc会館ホール
(都営地下鉄三田線「芝公園」)

初の戦地出兵

 1月9日出された派遣命令により16日、陸上自衛隊の先遣隊がイラク南東部のサマワに向け出発する。自衛隊は初めて戦地に派遣されるのである。

 自衛隊はイラクでの活動内容に復興支援だけでなく安全確保支援を行うとし、反占領闘争を鎮圧することを目的としている。この自衛隊派兵は占領軍の一員として武力行使を行うものであり、憲法9条違反である。われわれはこの自衛隊派兵を許すことはできない。直ちに派遣を中止することを要求する。

踏みにじられる命

この人々に銃を向けさせてはならない(1月8日・サマワ)
写真・カメラに向かって笑顔を向けるイラクの若者たち

 現在イラク戦争が全く正当性のない米英グローバル資本主義による侵略戦争であることが全世界に明らかになっている。米英が開戦の口実とした大量破壊兵器は存在せず、1400人派遣されていたCIAの大量破壊兵器調査団はすでに400人が撤収している。オニール前米財務長官は、ブッシュ政権には9・11以前からイラク戦争を始める意図があったと語っている。米英に何らの正義もなく、全世界で米英は孤立している。新たに派兵する国など日本以外どこにもない。

 占領軍はイラク民衆を殺戮し続け、生活を破壊している。自衛隊はその一員としてイラク民衆に敵対するのである。

 派遣先のサマワでは劣化ウラン弾の影響で通常の300倍もの放射線量が測定されている。イラク人とともに自衛隊員も被爆する。そこではイラク人の命も自衛隊員の命もまったく考慮されていない。

占領軍撤退を

占領やめろ、派兵をやめろと声を上げる若者たち
写真・イラク派兵反対の横断幕やブッシュ・ブレアWANTEDのプラカードなどを掲げ更新する若者たち

 しかし、小泉内閣は国民世論の多数の反対を押し切って派兵を強行している。小泉内閣は最も好戦的グローバル資本主義の一翼として世界の民衆に敵対し、武力行使をいつでもできる国に日本を変えようとしているのである。

 イラク民衆は軍隊派遣を望んでいない。占領軍の撤退を望んでいるのである。

 ありとあらゆる闘いで自衛隊派兵を阻止しよう。自衛隊員・家族への働きかけを強めよう。3・20全世界の占領軍撤退闘争に連帯して闘おう。占領軍撤退をかちとろう。ブッシュ・ブレア・小泉を世界から追放しよう。戦争のない平和と民主主義に貫かれた世界を作り上げよう。

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