「署名数19368筆」
カウントダウンを終えて記念撮影。条例制定への第2ラウンドが始まった(5月28日・西宮)
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5月28日午後9時20分。JR西ノ宮駅前にろうそくで数字が浮かび上がった。
西宮市に平和・無防備(戦争非協力)条例を実現する会が1か月間取り組んだ直接請求署名だ。
最終日のカウントダウン行動は、18444筆からスタート。市内各地から受任者が署名簿を持ち込むたびに、数字が加算される。
「市民の期待感を感じた。市民が平和をつくるエネルギーをもっていると実感した」「久しぶりに街頭に立たせていただきました。ありがとうございます」
マイクを握って、1か月間の感想も。
「市役所の前でたくさんの人と出会いました。日頃で会えない人と会え、みんな一人一人が市民であり、国民であることを痛感しました。こういう人たちの1筆の重さを実感します」
「署名は初めての経験でした。1か月で得たものは、人との出会い。いい勉強でした」 誰もが、人との出会いを強調する。
「最終的には必ず2万筆を超えます。私にとっては、これから請求代表者としての闘いが始まります。1筆1筆の思いを大切に条例の制定を訴えていきます」。請求代表者の野田暢子さんが締めくくった。
最後に、現職の市議会議員が60筆の署名簿を持参。19368筆となったところで、みんなで記念撮影。市議会を舞台にした第2ラウンドの取り組みへの決意を固めた。
6月2日に署名提出
署名簿は6月2日に西宮市選管に提出され、本請求は7月初旬になる見込み。
実現する会では、7月中旬にも予定される市議会での条例案の審議の際に、市役所を300人の「市民の鎖」で包囲する行動を検討している。